ディープテックの“発信基地” 「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」オープン!

日本のスタートアップの新しい“発信基地”が誕生した。これまで渋谷を拠点に多くのスタートアップ支援を行ってきた東急不動産がマサチューセッツ工科大学の教授陣のほか、多くの産・官・学と連携しオープンさせたのが、ディープテック領域のスタートアップの育成と支援を目的とするコミュニティ拠点「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」だ。
事業拡大や海外進出をバックアップ
人工知能、環境問題、宇宙開発、精密医療など、技術革新に立脚し、社会的な問題の解決を目指すディープテック分野は、スタートアップの新潮流と言われている。しかしディープテックの研究・開発には、膨大な資金や長い期間、専門的知識が必要であり、アメリカや中国などのスタートアップ大国に比べ日本が立ち遅れている分野とされてきた。そんな状況を変えるべく「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」は、渋谷の新しいランドマーク「渋谷サクラステージ」内に誕生した。施設の総面積は778平方メートル。コワーキングスペースや個室型のオフィス、イベントスペース、さらにはドライラボも備える。コミュニティ活動とともにアクセラレータープログラムも用意。初年度には10社ほどの支援を行い、事業拡大や海外進出をバックアップしていくという。
ここから世界が変わる
「渋谷から世界の未来を動かしていく日本最大級のディープテックコミュニティーの創出を目指します」
そう語ったのは、東急不動産の黒川泰宏執行役員本部長。オープニングの1月23日には、ディープテック領域の未来を洞察するグローバルカンファレンス「DEEPTECH INNOVATORS DAY 2025」を開催。国内外のディープテック界のリーダーたちがディープテックの現在と未来について語り合った。200席が用意されたイベントスペースは、常に満席。世界のディープテックの最先端を知るとともに、ディープテック関係者と知己を得る有意義な1日となった。
日進月歩のスタートアップ業界。立ち止まっている時間はない。日本がグローバルにおける存在感を示していくためには、このディープテックで大きな結果を出すしかない。「SAKURA DEEPTECH SHIBUYA」からなにかが変わる。日本が、世界が変わる。そんな場所に育っていくことを願う。
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